我々が導いた「プラチナマイスター」というひとつの回答

ミドルエイジにとっての高齢化社会

「人生100年時代」といわれて久しい昨今です。
なるほど、平均寿命をみても、現在女性約87歳、男性約80歳が、2050年にはそれぞれ約90歳、約84歳まで伸びるとの予測があります。長寿は人類の夢、この事実だけなら長寿を謳歌する時代の到来と喜ばしいことかもしれません。
しかし、出生率の低下により、65歳以上人口の総人口に占める割合(高齢化率)が、2050年には約37%に達し(現在は約27%)、3人に一人は高齢者という世の中になります。現在の60代以上はギリギリ年金などの社会保障にあやかれるかもしれませんが、2050年以降の80代以上は年金など社会保障もいまの枠組みでは持ちこたえられないでしょう。
平均寿命は延びるけれど社会保障は期待できない…。受験戦争をくぐり抜けサブカルチャーにつかり、メディアからの情報を評論家のごとく編集し、バーチャルよりリアルな行動力に秀で、個人の生き方を語りたがるといった1950年後半から1980年代初頭生まれの、新人類~Ⅹ世代すなわち、現在の30代後半~50代後半が、最も意識的に「人生100年時代」を自分事化しなければならない層といえます。
だからこそ逆に、このバイタリティ溢れる「ミドルエイジ」こそが、高齢化社会の「新しい生き方」を創り出せるエンジンだと考えるのです。

シフトできたものが勝つ

では、「新しい生き方」とは一体何でしょう。
みなさんはロンドン・ビジネススクール教授のリンダ・グラットンをご存知ですか。
いま世界で最も注目を浴びるビジネス思想家のひとりです。私は、2012年発行の彼女の著書「WORK SHIFT」に感銘を受けました。近著「LIFE SHIFT~100年時代の人生戦略~」もベストセラーになりましたがこのなかで、「ミドルエイジ」は意識的に変化を遂げなければならないとしています。そのための必要なスキルや知識として、「新しいアイディアと創造性をはぐくむのを助けること」「人間ならではのスキルと共感能力を発揮できるようにすること」「思考の柔軟性と敏捷性などあらゆる分野で通用する重要な汎用スキルをはぐくむこと」を紹介しています。これは、従来ある「シニアの学びなおし」ではなく、価値ある教育プログラムで、戦略的に自らをシフトしていくことを示唆しています。
近未来は、働き方も過去のロールモデルは役に立たず、「フルタイム」と「パートタイム」に縛られない仕事形態の時代が来ると予測していますが、私も同感です。新しい生き方の選択肢を探る名著として、是非一読いただきたい一冊です。

最新~近未来を知ることの重要性

さて、「ミドルエイジ」が現役でい続ける2050年、世の中は一体どうなっているのでしょうか。
年末に2019年には試験飛行を行い、2023年には実用化をスタートと空飛ぶ車のロードマップが経産省より発表されましたが、科学技術の進歩をはじめとして、地球温暖化、AI、ロボット、先進医療、ウェルネス・ヘルスケア、少子化・高齢化、エネルギー、食糧・水、電子マネー、宇宙開発、生活や物流のスマート化、社会福祉や年金、財政問題…現況がどうで、この30年でどう変わるのでしょうか。子どもたちに職業を選ぶときに「AIが発達するといまの仕事の半分がなくなるぞ!」などと子供たちにアドバイスしている言葉が、そのまま自分に跳ね返ってくるわけです。
「人生100年時代」を自覚し、自らをシフトし「新しい何か」を始めるためには、世の中を作っている主要なモノゴトの現状と近未来を最低限インプットする必要があるでしょう。

社会課題というチャンス!

それと同時に、SDGsに代表される「社会課題解決」という世界のトレンドも把握すべきです。
SDGsとはSustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称で、2030年までに、国連主導で、貧困や飢餓、エネルギー、気候変動、平和的社会など、持続可能な開発のための17目標を達成すべく力を尽くそうというもの。ちなみに、2017年の世界経済フォーラム(ダボス会議)において、SDGsの推進により12兆ドルの価値、3億8千万人の雇用が創出されるとの推計が出たことも話題となりました。このような背景もあり、経団連も2018年関連サイトを開設しましたが、企業は、CSR(企業の社会信頼)の高度化、CSV(共有価値の創造)マーケティングの標準装備を押し進めつつこれに対峙しています。社会課題はビジネスチャンスにもなるのです。環境問題(Environment)や社会性(Social)にコミットし、企業統治(Governance)も強固な企業に投資するというESG投資も今後さらに規模が増すでしょう。
「地方創生」や「少子高齢化」なども含め、課題先進国といわれている日本だからこそ、社会課題解はビジネスとなるのです。そうすれば、弊社特別顧問・小宮山宏著の「新ビジョン2050~地球温暖化少子化は克服できる~」にもあるように、持続可能な21世紀ビジョン「プラチナ社会」は実現可能だと考えます。

プラチナマイスター・アカデミー

ミドルエイジが生き方をシフトし、近未来を見据え、社会課題解決のソーシャルビジネスに様々な形で関わる、あるいは起業する、そのためのアカデミーが「プラチナマイスター・アカデミー」です。
地球温暖化ひとつとっても「想定外の災害」が頻発する近年、時代は我々の予想以上に早く進んでいるようです。今までのキャリアを活かしつつも、果敢にライフシフトの足がかりをつくるのは待ったなしです。
かの外山滋比古氏も近著「50代から始める知的生活術~人生二毛作の生き方~」で、ミドルエイジは置き去りにしてきた思考力を取り戻し、常識に背をむけてでも自らの頭を自由にすべきとアドバイスしています。
期は熟しています。時代は待ちません。是非一緒に、新しいロールモデルづくりに挑みませんか。

<参考・引用書籍>

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