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プラチナマイスターな人(特別編)

小林さんとクッキング部の皆さん

(上の写真:武蔵野大学附属千代田高等学院クッキング部の皆さん)

浅草九重 小林 久美子さん(プラチナマイスター®)
武蔵野大学附属千代田高等学院 クッキング部

POINT①高校生との協力による、企業利益と教育の両立を目指すビジネスモデル
②社会課題の解決により収益を上げる
③持続可能性確保のため、飽きない「商い」をする

高校のクッキング部と協力

プラチナマイスター第1期修了生によるはじめてのビジネス現場として選ばれたのは、プラチナマイスター・アカデミーの『学び舎』である武蔵野大学附属千代田高等学院さんの文化祭(藤華祭)です。
プラチナマイスター認定者の小林さんは、浅草の揚げまんじゅう店浅草九重の女将さん、自社商品の製造過程で発生している「揚げ玉」の有効活用(リユース商品開発)のを探していました。
一方、武蔵野大学附属千代田高等学院は、実社会と密に繋がる機会を求めていました。
そのような経緯もあり小林さんが選択したのは、高校クッキング部との協力により、高校生が大人の手を借りつつ、商品企画から販売までをワンストップで行うビジネスの展開です。
第一段として企画されたのが、2019年9月28日(土)、29日(日)に開催された藤華祭における商品の販売でした。
クッキング部の生徒は、6月から浅草九重での職業体験などを経て揚げまんじゅうの調理方法やフードロスの現状を知るとともに、マーケティング・リサーチをしっかりを行って今回のレシピを決定しました。

夏場に売れる揚げまんじゅうとは

夏場は揚げまんじゅうの売上が落ち込む季節、夏場にも売れる商品を開発したいという小林さんからのオーダーに、部員が出した答えは、アイスクリームをトッピングすることです。
あつあつの揚げまんじゅうと冷たいアイスクリームとのマッチングは最高で、さらにトッピングされた揚げ玉のクリスピーな食感がさらなる食欲をそそります。

開発された「揚げまんじゅうアイス付き」

開発された「揚げまんじゅうアイス付き」

揚げまんじゅうの調理は注文を受けてから

揚げまんじゅうの調理は注文を受けてから

揚げ玉をトッピングとしてリユース

揚げ玉をトッピングとしてリユース

クッキング部ではバターチキンカレーも販売。辛いカレーと甘いデザートの組み合わせは好評で、文化祭では多くの来訪者が買い求めていました。

バターチキンカレー

バターチキンカレー

クッキング部の生徒さん

クッキング部の生徒さん

揚げまんじゅうの販売価格は、文化祭ということもありお値段据え置きの200円でしたが、これでもキチンと収益が出ているとのことです。実食している生徒さん何人かに「いくらなら買うか」と聞いてみましたが、2倍、400円程度のポテンシャルはあるようです。

クッキング部に今後の抱負を聞いてみました。
・もっとインスタ映えするような色味を加えたい
・チョコソースや味付き揚げ玉などが自由にトッピングできるようにしたい
とのことです。

高校生に活躍の場を

クッキング部顧問の保坂先生は、今回のような、企業と継続的な関係を持った部活動の経験は初めてで、生徒さんにとても良い刺激となったとおっしゃっていました。
実は、クッキング部には全国大会など、他の運動部などには普通にある「外に出ていく」活動が少なく、頑張っていることを証明できる場を与えてあげる機会も限られています。独自の商品企画に加え、販売まで行える絶好のチャンスということで、先生方も期待と応援を寄せているそうです。

クッキング部保坂先生(左)と小林さん(右)

クッキング部保坂先生(左)と小林さん(右)

楽しく儲けたい

今回のビジネスを企画した小林さんにお話しを伺いました。
意外にも、このような形で学校や企業と協業することは少なく、特に生徒との協業ははじめてとのことです。

「協力することの残念な点は、みんなで考えたアイデアが『たった1つ』になってしまうこと。それぞれが考えたことを実践すれば、アイデアは1人につき1つ生まれる。そして、この学校でなら、それができる気がしたんです。」

その言葉通り、文化祭終了後にも活動は継続します。今度は部員1人1人、さらに大人も加わり、それぞれが商品企画を持ち寄り、コンペを行うそうです。学校に地域の方を招待して試食会を開催する予定もあるとのこと。もちろん、その費用は今回の収益から捻出されます。
そして、実際に「売れる」と判断された商品は、浅草九重でのテスト販売を経て、実際に商品化される可能性があります。

楽しみ、社会に貢献し、そして儲ける

小林さんとクッキング部が目指しているのは、楽しみながら、社会に貢献し、しかも儲けることです。
一見難しそうですが、本当に楽しそうに活動をしている小林さんとクッキング部、飛ぶように売れていく商品、そして売り上げとともに少しずつ減っていく食料廃棄を見ていると、決して不可能なものではないと感じました。

いつか日本を代表する「食のキラーコンテンツ」が開発される日を楽しみに、今後も活動を応援したいと思います。

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